陽の葉や小話 ~開苑1周年の振り返り~
陽の葉や小話 ~開苑1周年の振り返り~
妙行寺 巣鴨霊園
陽の葉や 担当でございます。
日々のご来苑やご挨拶などでお声掛け頂き我々スタッフ一同心より感謝申し上げます。
本年も引き続きよろしくお願いいたします。
2025年1月6日、皆さまのおかげでとても和やかで賑やかな一周年を迎えることができました。
今となってはお参りの供花の数々やお線香の香りが充満している賑やかな霊園を日々見て安心しているのですが、OPEN当初は色々な事がありました。
今回は一年目を振り返って筆者の視点から「築山庭園」「銅板屋根と天窓」「塗香」の3点、小話をご紹介いたします。
当霊園の特徴「築山庭園」
ご来苑のみなさまにたくさん来ていただけるように、四季折々の木々や花々を庭師とともに準備しているのですが、
OPENが冬季で、樹木も植えたばかりという事もあってか、当初は葉の少ない枝が目立っていました。
その後しばらくして無事に紫陽花が綺麗に咲き、庭園の苔や常緑樹、御会式桜など緑が増えてきておりますが、
植物の生態に疎い筆者は、植えたばかりの庭の景色を見てあわあわしておりました。
春夏の暖かさと恵の大雨の効果は絶大ですね。個人的なイチオシは紫陽花。青と紫のグラデーションの花びらが見惚れてしまうほど綺麗です。
間もなく山門近くの梅の開花や、10月から4月にかけて花開く御会式桜が見頃ですので冬季もお楽しみに。
続いて、
樹木葬の特徴「銅板屋根と天窓」
本堂や檀家さまが利用している元からある納骨堂の銅板屋根と同じ配色で、天窓が付いているお洒落ンティな屋根。
新しい建物で、元々の素敵なお寺の景観や雰囲気を崩さないようにと意識して作っております。
天気の良い日で光が綺麗に指す11時~13時くらいの天窓から見える青空の色は、普段見る青空よりも、
天窓に焦点が定まっていて一層青く透き通って見えます。
そんな樹木葬の天窓も「雨の日はどんな景色が見えるのか・・・」という不安がありました。
しかしその不安も、一度目の雨天で杞憂に終わりました。
雨粒が天窓に当たる雨音が耳に気持ちよく、ボタッと落ちてはすーっと消えていくさまが癖になる。
首が痛くならなければ、ぼーっと見てしまうくらい良い景色でした。
天窓の定期清掃は怪我をしないように足袋を履いて磨き上げています。是非雨の日にも一度いらしてください。
最期に、
納骨堂の特徴「塗香」
簡単な説明になりますが、粉状のお線香でキャラメルのような白檀の甘い香りがします。
指先につけて、手の甲や手のひらにのばして香りを立たせ拝んで故人を偲びます。
ご見学や法要などで我々がご説明できるのですが、使い方がパッとひらめかないタイプの祈りの道具。
ある日、清掃に納骨堂に入りましたら塗香の粉を薄く被った参拝者に遭遇。
聞けば、やり方が分からずに塗香をつまんで天井めがけて振りまいていたそう。
「何かは分からないが、なんとかこの粉を使って供養しよう」という姿勢が素敵だなと思いました。
はじめて納骨堂へお参りにいくという方がいる場合、我々運営事務局が丁寧にお伝えいたしますので
「お気軽にお声掛けください」とお伝え頂けますと幸いです。
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