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7月22日はお施餓鬼(お盆)の日

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みなさんこんにちは。暑い日が続きますがご体調は大丈夫でしょうか。 夏本番はまだ遠いとはいえ、この暑さだけでもすでにヘトヘトでございます。 しかしながら、お参りにお越しくださる皆様にお目にかかれることが、何よりの励みでございます。 さて今回はそんな暑い夏の寺院行事についてです。 妙行寺では、来る7月22日(火)にお施餓鬼が開かれます。 毎年この7月22日にお施餓鬼が行われ、たくさんのお坊さんや檀家さんがお越しになりお寺は大変賑やかとなります。 ところでみなさんはお施餓鬼が何かご存知ですか? 私はお施餓鬼ってその文字からなんだかとても怖いものだと子供の頃から思っておりました。 調べてみるとお施餓鬼とは「餓鬼や無縁仏など飢えに苦しむ霊魂に対し、食べ物や飲み物などを施して供養する法会(儀式)」とのこと。やはりなんか不穏なイメージです。 ご住職のお母さまに伺ってみると、「それはなぁ、先祖みんなの供養やで」とのこと。妙行寺では、お施餓鬼=お盆の供養となっているとのことです。 7月22日(火)14時からお施餓鬼法要が開かれます。 ご希望の方は参加する事もできますし、お盆の供養のため塔婆を奉納する事ができます。奉納ご希望の方は7月17日までに直接お寺様にお申込みください。(塔婆奉納は5尺3,500円、6尺5,000円)  我々陽の葉やスタッフも当日お手伝いをしておりますが、みなさんもお時間があえば是非お越しください。(大勢の僧侶の方々のご読経は圧巻です!) ※写真はスタッフの橋本と、ご住職です。

紫陽花(あじさい)の色が変わる理由、ご存知ですか?

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  みなさまこんにちは。雨の日が続いておりますがいかがおすごしでしょうか。   さて、いま陽の葉やでは樹木葬の前にある紫陽花がきれいな花を咲かせております。 冬の間まるで枯れてしまったかのように元気がなかった枝に5月にたくさん葉をめぶかせ、そして今は綺麗な花を咲かせています。 手前味噌ながら陽の葉やの築山庭園は、巡る季節をとても身近に感じられる本当に素敵な庭園だなあと日々お掃除をしていて感じます。   ご存知の方も多いと思いますが、紫陽花は、土によって色合いの変化がおきます。 一般的に、 「酸性」の土=「青」、「中性」の土=「紫」、「アルカリ性」の土=「赤」 の紫陽花になるんです。 日本は火山大国のため、酸性の土壌が圧倒的に多く、青色の紫陽花が多いようですね。 陽の葉やでは紫の紫陽花も多く咲いています。   また、紫陽花はドライフラワーにするのもお勧めです。 最近おしゃれな喫茶店等でよく見かけませんか?  お花の色が綺麗な6月のうちはそのまま育てておき、 7 月に入って色が退色して秋色になりだしたころ、収穫してドライフラワーにすると丁度良い手触りのフラワーが作れます。 キレイにドライになった紫陽花はとても素敵で 1 年以上飾ることができ、長く楽しめるのがその良さの一つです。 みなさんも今が見頃の紫陽花をお参りがてらぜひ楽しんで下さい。  

うなぎ供養塔について

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 みなさまこんにちは。あたたかな日が続いておりますが、いかがおすごしでしょうか。 現在陽の葉やは春爛漫、築山庭園にはたくさんのお花が咲いております。また新芽が芽吹き、とても緑あざやかで散歩するのに楽しい霊園となっております。 皆様は妙行寺にうなぎ供養塔があるのはご存知ですか? うなぎ供養塔は、鰻の関係者の方が先々代のご住職にお願いして昭和35年に建立されました。近場の日本橋や上野の鰻蒲焼商組合に加えて、 遠くは浜名湖養魚漁協同組合、焼津鰻出荷組合の方など様々な方の力で建立されており、今でもとても大切にされております。 先月4月13日(日)にうなぎの供養祭がひらかれました。妙行寺では毎年4月の第二日曜日に執り行われる事が決まっております。 実はうなぎの供養祭は全国各地で執り行われており、鰻に関わる事業者や組合の方々が集まりその年に消費された鰻に感謝し、業界の発展を祈念する行事です。僧侶による読経、焼香、そして地方よっては、鰻の放流などが執り行われます。 当日はあいにくの雨でしたが、鰻組合の方が30名程ご参列されました。普段はお供えされていないお花や供物など供養塔はとても賑やかとなっておりました。私も鰻が大好きですので少しは鰻に感謝が伝わればと思い、手を合わせました。 鰻好きの方は、お墓のお参りのついでにぜひお手を合わせてみてはいかがでしょうか? きっと鰻も喜んでくれるにちがいありません。

陽の葉や近くの「お花屋さん」

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みなさまこんにちは。あたたかくなってまいりましたがいかがおすごしですか? 春が来てたくさんのお花が咲き出し、陽の葉やもにぎやかになってまいりました。 今日は陽の葉やに近いお花屋さんを、2件ご紹介します。 まず一つめは 「花藤さん」 。 ご存知お岩さん通りにあるお花屋さんです。看板娘はやさしいお母さん。みなさんも明るい笑顔に癒されておられるかと思います。お寺のすぐそばなので仏花が得意で、菊3輪など小さめの花束も販売してくださいます。 看板はないので、「花」というのぼりが目印です。 のぼりにはありませんが名前は花藤さん。ちなみに花藤さんの本名は、伊藤さんや佐藤さんではなく、青鹿(あおしか)さん。変わった名前ですが、西巣鴨近辺は結構いらっしゃるとのこと。 花藤の名前の由来は、お花好きのお父さんのお名前が藤男だからだそうです。   二つ目は、駅前の 「花の店ブーケさん」 。 ここはかわいらしい洋花が得意なお花屋さんです。一輪でも素敵なお花を販売してくださいます。陽の葉やには少し関係ないのですが、ここは店名がブーケだけにとても素敵な花束を作ってくださいます。私も母の誕生日に 3500 円で女性らしいお花束をお願いします!というざっくりしたオーダーをしたところ、思ったよりもかわいらしく豪華なお花に大変大満足いたしました。プレゼントにおすすめです。   以上陽の葉やに近いお花屋さんの紹介でした。   2件ともとてもやさしく暖かいお花屋さんです。ご存知の方もたくさんおられると思いますが、店員さんにいろいろ聞いてみると新たな発見があるかもしれません。ぜひ行ってみてください。   ■「花藤生花店」 東京都豊島区西巣鴨4丁目3 − 9 青鹿マンション   03-3917-6374     ■「花の店ブーケ」 東京都豊島区西巣鴨4丁目13 − 1   03-5961-6402      

冬から春に見頃を迎える「桜」のご紹介

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  妙行寺 巣鴨霊園 陽の葉や 担当でございます。 日々のご来苑やご挨拶などでお声掛け頂き我々スタッフ一同心より感謝申し上げます。     「こんな時期から桜が咲いている!」 「あれは梅よ」 「これは梅?」 「そっちは桃よ」 こんなやりとり、聞いたことや実際に話したことはありませんでしょうか?   妙行寺 巣鴨霊園 陽の葉やの築山庭園にも、 梅と少し特殊な桜 「御会式桜ーオエシキザクラー」 が共立しています。 綺麗だけど花を咲かす時期は短い。 そんな印象が強い桜ですが、「御会式桜」は一味違います。 今回は、そんな「御会式桜」についてご紹介いたします。     まずは、 御会式桜の「生態」について 皆さまご存じ一般的な品種の桜は、卒業や入学、出会いや別れの多い3~5月に咲きます。 一方の御会式桜は、 10 月~4月。元々御会式桜の品種名は 「十月桜」 といいます。 十月桜は豆桜ーマメザクラーという小粒の桜の品種に近く、 10 月から木の枝に一般的な桜と比べると若干小粒なポップコーンサイズの花びらがつき、 1 ~ 2 月ごろに一旦落ち着きます。 そこから4月にかけてまた花びらをつけていきます。 一般的な梅や桃の開花時期が 1 ~4月。 咲く時期が早い順で梅・桃・桜となりますので、 冬季に咲いている御会式桜を見て、似た開花時期の梅や桃と間違えてしまう方が多いのではないかと推測します。   続いて、 「御会式」と「名前の由来」について 仏教の各宗派における宗祖が亡くなった命日に行われる法要のことを御会式といいます。 特に日蓮宗・法華宗系の宗派が日蓮聖人の命日である 10 月 13 日 ( 前後 ) に行われる法要を指すことが多いです。 御会式桜の名前の由来は、 「宗祖である日蓮聖人の亡くなられた時期に咲いた桜」 という言い伝えから。 十月桜は毎年 10 月初め頃から開花するため、この品種とその言い伝えから「御会式桜」と呼ばれています。 日蓮宗・法華宗系のお寺ではこの御会式桜が植えられている場合が多いようです。   最後に、 御会式桜の説明とは少しズレますが、 梅・桃・桜の「開花時期」や「見分け方」 をご紹介します。 咲く時...

お岩さんのこと

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みなさま、こんにちは。 妙行寺 巣鴨霊園 陽の葉や スタッフでございます。 まだまだ寒い日が続いておりますが、いかがおすごしですか?   さて、本日のブログのテーマは、ずばり 「お岩さん」 です。 お客様の中でもお岩さんが怖いという声をよく聞きます。私も腫れあがったあの顔が、子供の頃とても怖かったのを覚えています。しかし、そのお岩さんのモデルになった女性が実在したとは思いませんでした。   お岩さんは、 17 世紀に本当に存在した実在の人物、田宮岩さんです。田宮家の言い伝えによると、武家の娘さんで、大変働き者な 良妻賢母 であったということです。所説ありますが、夫の伊右衛門とは 実は仲が良く 、お岩さんの功績で田宮家は復興したといわれています。 身分が低く、生活が貧しかったお岩さんは、夫の元を離れて金持ちの屋敷に奉公に出ます。奉公中、お岩さんは一生懸命働きました。その働きぶりが屋敷の主人の目に止まり、夫の伊右衛門が出世出来る様に取り計らって貰います。そして晴れて二人は元通り二人で暮らせる事になり、生活も豊かになり、田宮家は 繁栄 したといわれています。 まさに 良妻賢母の鏡 で、その話がたちまち江戸中有名になりました。お岩さんが亡くなったあと 100 年以上も人気が衰えず、お岩さんのお墓やお岩さんのお稲荷にお参りする人が絶えなかったそうです。 それに目をつけたのが、 鶴屋南北 です。人気のあるお岩さんを使って歌舞伎にすれば、大当たり間違いないと考えたんですね。それが大当たりして現代まで引き継がれて、私たちの知るこわーいお岩さんが生まれました。 良妻賢母で夫婦仲の良かったお岩さんが、日本で最も有名な怪談の主人公になってしまったのは、今の現代だったら 名誉棄損? で訴えられてもおかしくないような話です。   とにもかくにも、お岩さんには怖いとか怨霊とかそんな事はない、という事を理解していただけたかな、と思います。私も本当のお岩さんのことを知って親しみが沸き、お墓参りにいらっしゃる方の多さに納得しました。 今月 2 月 22 日 は、 お岩さんの祥月命日 です。 心願成就、良縁結縁、商売繁盛などを願い、たくさんの方が訪れますので、皆さまもぜひお参りにいらしてください。

陽の葉や小話 ~開苑1周年の振り返り~

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  陽の葉や小話 ~開苑1周年の振り返り~   妙行寺 巣鴨霊園 陽の葉や 担当でございます。 日々のご来苑やご挨拶などでお声掛け頂き我々スタッフ一同心より感謝申し上げます。 本年も引き続きよろしくお願いいたします。   2025 年 1 月 6 日、皆さまのおかげでとても和やかで賑やかな一周年を迎えることができました。 今となってはお参りの供花の数々やお線香の香りが充満している賑やかな霊園を日々見て安心しているのですが、 OPEN 当初は色々な事がありました。 今回は一年目を振り返って筆者の視点から「築山庭園」「銅板屋根と天窓」「塗香」の3点、小話をご紹介いたします。     まずは、 当霊園の特徴「築山庭園」 ご来苑のみなさまにたくさん来ていただけるように、四季折々の木々や花々を庭師とともに準備しているのですが、 OPENが冬季で、樹木も植えたばかりという事もあってか、当初は葉の少ない枝が目立っていました。 その後しばらくして無事に紫陽花が綺麗に咲き、庭園の苔や常緑樹、御会式桜など緑が増えてきておりますが、 植物の生態に疎い筆者は、植えたばかりの庭の景色を見てあわあわしておりました。 春夏の暖かさと恵の大雨の効果は絶大ですね。個人的なイチオシは紫陽花。青と紫のグラデーションの花びらが見惚れてしまうほど綺麗です。 間もなく山門近くの梅の開花や、 10 月から4月にかけて花開く御会式桜が見頃ですので冬季もお楽しみに。                  続いて、 樹木葬の特徴「銅板屋根と天窓」 本堂や檀家さまが利用している元からある納骨堂の銅板屋根と同じ配色で、天窓が付いているお洒落ンティな屋根。 新しい建物で、元々の素敵なお寺の景観や雰囲気を崩さないようにと意識して作っております。 天気の良い日で光が綺麗に指す 11 時~ 13 時くらいの天窓から見える青空の色は、普段見る青空よりも、 天窓に焦点が定まっていて一層青く透き通って見えます。 そんな樹木葬の天窓も「雨の日はどんな景色が見えるのか・・・」という不安がありました。 ...